自宅マンションを訪れた警察官に「新型コロナウイルスに感染した疑いで隔離されていた」とうそをつき、警察の業務を妨害したとして、神奈川県警は8日、横浜市西区の自称ゲーム代行業の男(25)を軽犯罪法違反の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。男が家賃約16万円を滞納し、マンション管理者が警察に相談していた。男は「コロナで仕事が減った」と話しており、督促を逃れるためにうそをついたと県警はみている。
捜査関係者によると、男は4月8日、横浜市西区の自宅を訪れた30代の男性巡査に対し、「検査技師として働いている病院で院内感染があり、3月中旬から隔離されていた」などと説明。勤務する交番を消毒し巡査を隔離するなどの措置を県警に取らせ、業務を妨害した疑いがある。訪問の2日後に、感染の疑いはうそだと認めたという。
男はフリーマーケットアプリを通じて注文を受け、依頼主の代わりにゲームをプレーしレベルアップさせることを仕事にしていたとも説明。「外出の自粛で自分でゲームをする人が増え、代行の仕事が減った」と話しているという。(林瞬、小寺陽一郎)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル